675 : AdGuard対戦記

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嬉しい副産物がありました。
妥協せずにやるからこそ閃きがあるという好例です。

棚からボタ餅


Chromeに勧められて、私も以前は入れていた広告ブロッカーアドインのAdGuardですが、サイトやツールのチェックをするために最近は外していました。

やはり素の状態で確認しないと本来の状況は分かりませんからね。

実は以前WPを立ち上げてウィジェットに広告をセットしたのに、いくら設定を見直しても表示されない!ということがありまして、広告ブロッカーが原因だと分かるまで2日を要したという苦い経験があるのですよ。

今回のことで久しぶりにその挙動に脅かされました。

すごいな広告ブロッカー!


なんと!バナーが表示されないだけじゃなくて、広告タグを入力する項目まで表示されないじゃないですか!

これは、HTMLで項目のクラス設定を class=’ad_table’ としていたからです。
たまたま一瞬で閃いて、みごとビンゴだったから良かったのですが、気付かなかったらまた何日も時間を浪費するところでした。

ついでに、ad~とクラスやIDを振っている項目をすべてリネームして(その途中で一度失敗してしまいましたが^^;)、その件に関してはバージョンアップ対策できました。

ところが、今度はPRO版だけに実装されている広告のプレビューで、表示されるバナーと表示されないバナーがあることが分かりました。

プレビューはWPやHTMLに対するセキュリティ対策で、リンクやスクリプトタグは外して、単に画像(imgタグ)だけを表示させていたので、広告ブロッカーが反応しているだろう要素は画像のURLだろうと目星を付けました。

登録しているASPのドメインだったり、主だったショッピングサイトなどのドメインだと、画像を非表示にしちゃうのだろうと・・・

こうやって対策すれば・・・


そこで、広告設定を保存する際に、画像ファイル自体も保存して、それをプレビューすればURLはWPのドメイン下になるので解決できるはずだと・・・

しかしこれにも問題がありました。

画像をダウンロードして表示させることはできました。
案の定、広告ブロッカーによって非表示になっていたバナーも表示させることに成功しました。

が!
imgタグで指定していたスタイル(画像の表示サイズ)情報が無くなっているので、厳密には広告のプレビューではなく、単に画像のプレビューとなってしまいました。

その広告がどんな画像が確認できればそれで良いと考える人もいると思いますが、こだわり屋の私としてはそれは許されないこと。

画像データを保存する際に、imgタグを解析してスタイル情報も保存するようにしました。
これには結構骨を折りましたが何とか完成出来ました。

ところが・・・

そっちかい!


本来の大きさで画像を表示させると、なんと!また非表示になるではないですか!

これには焦りました。

何か間違ってるぞ!
大きな勘違いをしているぞ!

スタイルを変更して、画像の大きさを変えてみると表示する。

本来の大きさに変えると、やっぱり表示されない・・・


広告ブロッカーが監視してたのは画像のURLじゃなくて、もしかして画像サイズだったの??

どうやら、そのようだったようです。
一般的なバナーサイズの画像が非表示になるようスタイルが設定されていました。

せっかく作ったけど


ということは、画像の保存は必要ありません。

数時間の作業が無駄になってしまいますが、せっかく作ったプログラムをバッサリ削除!!

余計なプログラムが残っていたらバグの元になりますし、ダウンロードしたり保存したりすると重くなる原因になりますからね。
もったいないけど悔いはありません。


そして、広告ブロッカーが検知しているのは、要素のID名とclass名、そして画像サイズということが分かったことで、もう一つの閃きがありました!!

広告ブロッカーだけを欺きます!


話が長くなってすみません。

ここからが今日の本題です。

「もう一つの閃き」とは、管理画面だけじゃなくて、サイト内でもバナーサイズを分からない程度に変えてあげたら広告ブロッカーを出し抜けるんじゃね?
ということです。

早速テストしてみると「ビンゴ!!!」でした。

アフィリエイトコードの書き換えは多くのASPでNGになっていますが、アフィリエイトコードは書き換えずにやっちゃいます!
バナーの見た目も同じです。

広告ブロッカーだけを欺きます!

訪問者さんには悪いけど、そもそも広告ブロッカーでサイト管理者が望んでいないアフィリエイトバナーを非表示にするという行為こそ悪い行為だと思います。

勝手に消すのが許されるのなら、勝手に消したのを再び出すことだって許されるはず。

だから良いんです!

やったー!できた!


ということで、Ad Changer By Categoryをインストールすると、Chromeで広告ブロッカー(AdGuard)が有効になっていても、広告バナーが表示されるようになります!

ただし、この機能はPRO版だけです。


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