4月も終わろうとしているのに寒い雨です。
でも、心はポカポカ、ホットでいたいですね!
フフフ
今日も開発苦労話を書きますが、興味津々楽しんで読んでくれる人だけでなく、私の苦労話なんて興味が無い人もそれなりにいらっしゃると思います。
しかし、小さな知識の一つ一つが、大きなヒントに繋がっていきますので、できれば読み飛ばさずに読んでくださいね。
そもそも、苦労話として書いていますが、ツールの特性そのものでもあります。
何で書いているかというと、
・ツールに興味を持ってもらいたい
・ツールのことを理解して正しく使って稼いでほしい
からに他なりません。
また、
私が作る自動化ツールは、あまりにもユーザー自身がすることが少なくて簡単なので、ツール自身がやってることも簡単なことばかりだと思われては困る。
とか、
ここが大事なことなんですが、
私でもこれだけ作るのに苦労したのだから、他の開発者にはおいそれとは作れないだろう。
それだけ、ライバルが少ないということなんだよ、フフフ
ライバルが少ない = 稼げるジャンル
ということなんだよ、フフフ・・・
フフフ
フフフ
と言いたいからなのさ!
難しいからこそ価値がある
さて、レビューの取得が簡単ではないということの続きです。
例えばこの作品
【VR】VR NO.1 STYLE 河北彩花 解禁
今現在で、平均評価 4.55点、総評価数 245(164件のコメント)となっています。
164件のコメントがありますが、10件ずつにページ分けされているので、17ページまであります。
1ページ目では、最新の10件が取得できます。
ここまでは簡単です。
[2]か[次へ]をクリックすると、次の10件が取得できるようになるはずです。
ところが、、、
次のページに移動してもURLは変わりません。
ちょっと技術的な話になりますが、同じURLのまま「レビュー部分のHTML」だけをJavascriptで差し替えて表示しているんです。
パソコン上で動かすツールでしたら全然問題ありません。
ツールにブラウザをクリックさせて、表示が切り替わったことを検知してからHTMLを取得して解析するだけです。
しかしAgent-Hはワードプレス上で動くツールです。
ワードプレスが見るためのブラウザなんて当然ありません。
URLが変わってくれれば、遷移先のURLを指定してHTMLを取得できるのですが、先ほど書いたようにレビューの2ページ以降も同じURLですから、そのURLを指定しても1ページ目のHTMLしか取得できません。
できない訳ではないのです。
ただし、グッとハードルが上がるのです。
このあたりになると、ググっても資料は一気に少なくなります。
もちろん「リモートサーバーからFANZAのレビュー2ページ目以降を取得する方法」なんて1件もヒットしません。
※ローカルツールだったら、資料はいくつか見つかりますが、この場合一切参考になりません。
しかも、何度も書いて恐縮ですが、Agent-Hはワードプレスのプラグインです。
サーバー上で単体で動くプログラムよりも、ワードプレスに組み込んで動かさないといけないという、がんじがらめの制約があるのです。
AI利用はダメでした
ちなみに、レビュー自体を今話題の『ChatGPT』が書いてくれたら、わざわざ取得しなくても良いかも!
と思って試してみたのですが、アダルトコンテンツはNGなんですね。
残念ながらエラーになって回答が貰えませんでした。
ChatGPTは面白いので、近い内に活用できるツールを作りたいと思っています。
だから唯一無二だと思うよ
Agent-Hでは、本物の作品レビューを、ワードプレスのコメント機能を使って自動投稿しているのですが、コメントの自動投稿も一筋縄ではいきません。
私はすでにTweet-Pepperの際に攻略できていますが、これも資料が少なくて困りました。
まず、「コメントの自動投稿」そのものに関する情報は一切ありません。
それどころか、コメント投稿に関する情報もほぼありません。
日本語のサイトでは結局有用な情報が見つからず、海外の情報で苦労して見つけた時の嬉しかったこと!
ちなみに海外のサイトでも「コメントの自動投稿」なんて情報は見つかりません。
さらにさらに、コメント投稿関係のコマンド情報を見つけても、それだけでは「コメントの自動投稿」はできません。
なぜなら、ワードプレスには「強烈なコメントのスパム対策」が備わっているからです。
その対策に、自分自身がやっている自動投稿すら引っかかってしまって投稿を受け付けてくれないんです。
しかも、2重3重に対策されているので、心が折れそうになったことが今では懐かしい。
コメントの自動投稿の情報がこれだけ無い所から見ても、こんなニッチな機能が搭載されたプラグインはおそらく唯一無二だと思われます。
貴重ですよ!!
グーグルによるお墨付き
そもそも何故「コメントの自動投稿」が重要なのか?
それはグーグルの評価に関係します。
元々はちょっとした気付きがスタートでした。
「最近、検索結果にレビューとかコメントとかツイートとか掲示板とか、書き込み型のコンテンツがよくヒットするようになったよね」
そこで作ったツールが『Tweet Pepper』でした。
話題になってるツイートを取得してきて「まとめ記事」として投稿し、同じキーワードのツイートをコメントとして次々に自動投稿していくワードプレスのプラグインです。
この作戦は大当たりでした。
インデックスされていくスピードも量も、記事だけでコメントが無いサイトとはあきらかに別物です。
これについては多くのユーザーが実感されており、驚きの声や感謝メールをたくさんいただいております。
そして!
『Tweet Pepper』をリリースして数カ月、Googleにも認められて「効果あり」と裏付けされたのです。
こちらの記事が詳しいです
ブログのコメント欄に必要性や SEO 効果はある?ない?
ジョン・ミューラー氏はGoogleの中枢スタッフの中でも、特にSEO関連の情報発信源として知られている人物です。
抜粋します。
・Googleはコメントセクションとメインコンテンツを区別できる
・コメントがメインコンテンツに含まれる内容を超えた追加情報を提供する場合、コメントがページにとって価値がある場合がある
・Google botはブログのコメントをコンテンツの一部として認識するため検索ランキングに影響を与える可能性があります。
・コメント欄は、 UGC という『ユーザーが作った自然なコンテンツ』として扱われるため SEO 効果があります。
口コミサイトにある評価コメントのような感じというとわかりやすいでしょうか。
・WordPress ブログのコメント欄には、HTMLコードで『 ugc タグ 』が付与されます。コメント欄は単なるテキストコンテンツの追加ではなく、 UGC という「ユーザーが作ったコンテンツですよ」とクローラーに伝えるもの。
・UGC による SEO 効果は、コメント欄の必要性としてもっとも大事なポイントといえます。
世界標準だから
W3Techsによると、2023年1月時点において公開されている世界中のサイトの43.1%がワードプレス製だそうです。
すごいシェアですね!
Agent-Hのコメント自動投稿機能は、ワードプレスのコメント機能をそのまま使っています。
つまり、世界標準ともいえるコメント機能を使っているのです。
自動コメントですが、そればワードプレス側からみた自動であって、外部(閲覧者やグーグル)からは、通常投稿されたコメントとまったく同じで絶対に区別できません。
おそらく世界標準コメント機能だから、グーグルに評価されてます。
これがワードプレスではなくてオリジナルCMSのサイトだったら、ただのコンテンツの一部としか評価されない可能性が高いです。
本家サイトよりも優位に
話は少し戻って、本家FANZAに掲載されているレビューについてですが、URLが一つしかないから、グーグルからは最新レビュー10件しか見えていないはずです。
新規レビュー投稿が1件あれば、11件目が2ページ目に繰り越されてグーグルから見えなくなります。
グーグルからは、そのURLが更新されたことになり、常に最新の10件だけがインデックスされていると思われます。
一方で、Agent-Hのサイトではすべてのコメントがリンクで繋がっているので、インデックスがどんどん増えていきます。
これは本家よりも優位です。
もちろんレビュー数だけが評価項目ではないので、それだけで上位表示する訳ではありませんが、サイト全体ではなくこのページのこの件に関しては本家よりも優位性があるといえるでしょう。
また、FANZAのレビューは自動取得しにくいので、レビューを掲載しているアフィリエイトサイトは少ないはずです。
それでも、取得できない訳ではないのでゼロではないと思います。
しかし、手動もしくはローカルツールを使って半自動でレビューを取得して作っているサイトはのレビューは固定です。
手動でコメント投稿をしているサイトがあるかもしれませんが、絶対的な件数が少なすぎて相手になりません。
一方、Agent-Hは、まとめてコメント投稿するのではなく、1件ずつ時間をあけて次々と「本当にコメント投稿されているかのように」投稿します。
グーグルは、コメントが次々と付いていく賑わっているサイトを評価しますので、前者のコメントはあまり評価されず、Agent-Hは高く評価されることが期待できます。
そのことは、Tweet-Pepperや Agent-Tで証明されていますので、Agent-Hでも間違いないでしょう。
(次号に続く)