720 : 自動コメントが最強と言える訳

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『YouTubeライダー2号』のPR二日目です。

コメントが評価される時代へ


最近グーグルで検索すると、口コミ投稿サイトやSNSの炎上気味な投稿など、 コメントがたくさん付いているページが上位表示されているなと思うことが多くなっています。

ちょっと前まで、一見ちゃんとした専門家が書いた風な、 「実は内容がほとんど無いアフィリエイトサイトばかり」でした。

ググっても答えが見つからなくなって、人々は『検索はSNSで』するようになりました。

最初は意味が分からなかった私も、今では「それもありかな」と思うようになっています。

調べる内容にもよると思いますが、日常のちょっとした調べ事はSNSの方が適任だったりするのは事実です。

SNSではコメント職人たちの厳しい監視でファクトチェックも機能していますしね。

そして現在、賑わっているSNSのコンテンツや、 ユーザーレビューを重視している物販サイトや、 コメント欄を通じてエンドユーザーとの交流がしっかりできているサイト、 そんな「コメント文化」がしっかり発達しているサイトが、 検索上位で多く見かけるようになったように感じるのは私だけではないはずです。

少し前に「グーグルは終わった」「グーグルは死んだ」と言われ始め、 人々がSNSで検索するようになった結果、 グーグルが「SNSでの検索結果」に寄せてきたのは生き残りをかけた必然なのでしょう


コメントは捨てられてきた


しかし、長くアフィリエイトをやっている方ならば、 ワードプレスのコメント機能をあえて切っているという人の方が多いのではないでしょうか。

ワードプレスを標準のまま公開すると、 ある日突然、記事に望まないスパムコメントがたくさん書き込まれるようになります。
中国語や英語や何語か分からないものまで、放置すると大変なことになります。

それを嫌ってコメント機能を専用のプラグインなどを使って強制的にオフにしていませんか?
ちゃんと自分で書いているサイトへのちゃんとしたコメントならともかく、 自動生成系のアフィリエイトサイトにとってのスパムコメントなんてゴミでしかありませんからね。

これを読んでいる「自動生成系ツールが大好きアフィリエイター」ならば、 ワードプレスのコメントはサイト立ち上げ時にオフにするというのがデフォルトなんじゃありませんか?

たまにオフにするのを忘れて、ある日突然ワードプレスから通知メールが届き、 「何だろう、お問い合わせが入ったかな?ラッキー!」 なんて思ってドキドキしながらメールを開いたらスパムコメントでガッカリ!

サイトアフィリエイターあるあるですね!

今現在はコメントは重要です


ただし、『スパムではなく』『ちゃんとした内容の』コメントでなくては意味がありません。

内容が無ければ評価されないからです。

しかしそれを理解しても、ファンもいないサイトにコメントなんて誰も書き込みに来てはくれません。

だからと言って、自動投稿サイトに対して、自分でコメントを付けていては、投稿を自動化させている値打ちが無くなってしまいます。
外注を使うとしても、同じ人が書けるコメントには限界があるので、どうしてもパターン化してしまいます。

また、複数サイトを運用することになるので、 無数に投稿されるページに対して、単一ページにまとめて一気にコメントするのではなく、 バラバラとランダムに昼夜問わずコメントしていくのは、人の手による自作自演では実質問題として不可能です。

そこでプログラムによる自動化となるわけですが、これもそう簡単にはいきません。

実はワードプレスには非常に強固なスパム対策が施されています。

世界で最も普及しているCMSですから、当然スパマーからも最も狙われることになります。

なので、先に書いたように次々とスパムコメントが書き込まれるようになってしまうんですね。

ここで矛盾に気付いた方は鋭いです。

「スパマーに自動コメントの書き込みができるのだったら、プラグインでもできるんじゃね?」と。

話はそう簡単ではないのです。


強固なスパム対策に阻まれる


あなたは(自作自演で)コメントしなければいけないので、コメント機能をオフにすることはできません。

同時に、スパムコメントは阻止したいので、絶対にコメントできないように設定しなければなりません。

さっそく矛盾が生じましたね。


先ほど、ワードプレスには強固なスパムコメント対策があると書きました。
これには、サイトオーナーが設定できるものと、サイトオーナーが設定を変更できないものがあります。

ワードプレスはダッシュボードからの設定により、 名前やメールアドレスの記入を必須にしたり、登録ユーザーでないとコメントできなくしたりすることができます。

なので、ユーザー登録をできないようにしてしまえば、スパマーからはコメントできないようにできます。
※ワードプレスにはサイトオーナー以外にも、複数のログイン可能なユーザー登録が可能です。

ただし、自作自演コメントもユーザー登録が必須になります。


あなたはサイトオーナーなので、当然ユーザー登録されたユーザーです。
つまりコメントする権限はあるのですが、次のレベルのスパムコメント対策に引っ掛かります。

実は、ワードプレスにはサイトオーナーがレベル変更やスイッチを切ることができないスパムコメント対策も施されています。

同一IPアドレスからの連投はできないようになっていたり、 同一ユーザーからの連投はできないようになっていたりと、 ワードプレスには他のも何重ものスパム対策があり、 例えサイトオーナーであっても、次々とコメントすることはできないのです。

スパマーによるコメントは、1スパムシステムが複数サイトにコメントしていきますが、プラグインによるコメントは、単一サイトへのコメントになるのでガードされてしまうのです。

無数のシステム(100台とかのレベルでは話になりません)を用意すれば、あなたのブログへ自動コメントできるようになりますが現実的ではありません。


正規のコメントであることに意味がある


また、ちょっと想像すれば分かることですが、 同じ人ばかりがコメントしているサイトは、そもそも不自然です。

まずはグーグル対策によるアクセス増が狙いですが、 最終的には人が見るサイトで違和感を感じさせないことが大事です。

プログラムをかじったことがある人なら、こう考えるでしょう。

「それなら、コメントをデータベースに直接入れたらいいんじゃね?」と。

それね、プログラムレベルでは可能なんです。

でも、ワードプレスの正規の手順を踏んでコメントするというところも重要なファクターの一つなのです。


ワードプレスという常にバージョンアップを繰り返して進化していくシステム、 その仕組みや、動作、思想、過去や未来、外部への影響、すべてを知り把握することが不可能である限り、 どのような落とし穴があるか分かりません。
と、偉そうに書きましたが、私も試してみたことの一つです。

試行錯誤の結果、見た目上はできましたが、すぐにこれではダメだということに気付きました。
内容はここでは書きませんが、機能や効果の上で、重大な問題がいくつか見つかりました。
しかも、前提的なことなので絶対に解決のできない問題です。


気付いていないから商機がある


このように、自作自演の自動コメントを実現することは困難の極みでした。

その証拠に、今現在私が知る限り自動コメントプラグインは、私が作ったもの以外にありません。

他に無い=唯一無二な理由として、作るのが難しいということの他に、 需要が無いからということも考えられますが、 アフィリエイターやサイトオーナーはごまんといますので、 需要が無いということは考えにくいです。

いや、一つだけ考えられる理由があります。

それは「コメントの重要性に気付いていない」ということです。

というか、むしろ確定しても良いんじゃないでしょうか?

記事の自動投稿プラグインや、連動してSNSへ投稿してくれるプラグインなどは無数にあるのに、 自動コメントプラグインだけが無いことの説明が付きます。

記事(本文)の数や内容や露出の重要性は、 発信者であれば誰でも気付く、というか当たり前すぎて気付く以前のものです。

アフィリエイターをはじめとする、サイトをマネタイトする者にとって、 コンテンツ作成は収益に直結しているので本気になります。

しかし、コメントは必ずしもそうではありません。
1サイト入魂でガッツリ作りこみ、アクセスもそれなりに集まっており、 ファンからの本物のコメントが付いているサイトであれば、 コメント欄はサイトオーナーのモチベーションにも繋がるので重要視されます。

逆に、サイト量産、自動投稿、作り立てでファンも少ない・・・
大半のそんなサイトではコメントはスパマーによる攻撃の窓口でしかなく、 結果、重要視の真逆へと意識が固定化されていたのではないでしょうか。


(つづく)